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防犯カメラの映像から”異変”を察して教えてくれる「群衆行動解析技術」

   

集団の動きを検知し、解析するすごい技術。

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駅や街中に設置されている防犯カメラシステム。犯罪やいたずらを抑止するため、防犯カメラの設置数は、どんどん増え続けている。同時に、防犯カメラに映る光景を監視するスタッフの負担も大きくなる一方だという。

そんな中、NECの「群衆行動解析技術」が、この悩みを減らしてくれるようです。

群衆を”かたまり”で解析する技術

「群衆行動解析技術」は、防犯カメラなどで撮られた群衆映像から、混雑状況を解析し、異変を察知して知らせる技術。

人がたくさん行き交う”群衆“を”かたまり“としてまとめて解析することで人数を推定し、混雑状況が把握できる。これなら混雑していても解析でき、”かたまり”であれば個人を見ないため、プライバシーにも配慮できるというわけだ。

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なんかおかしい……。「異変」を検知する人の密度

人数の推定をリアルタイムに把握することで、察知できるのは群衆の”異変“だ。

たとえば、駅などの混雑した場所で人が倒れたとき、倒れた人物がカメラの映像から見えなくなってしまう。一方で、行き交う人々が立ち止まったり取り囲んだりといった変化が起きる。

人の流れが止まったり、人が立ち止まったりすると妙に一区間だけ人口密度が増す。そこを感知して”異変“を知らせてくれて現場にすぐ駆けつけることが出来る。

original3異変を判断する密度の「しきい値」は、場所や用途によって設定を変えることが可能。駅の通路など、あまり人が止まらない場所では、人の流れが少しでも止まると「おかしい」と判断し、人が集まる広場などでは、長く止まっていても異変を検知しないようにすることもできる。

また、刃物や凶器をもった人間が現れたとしたら集団はそこから逃げ出すという”異常な”行動をし始める。

その後、速やかにアラートを発信すれば、すぐさま警備員や警察官が駆けつけることができる。

ビッグデータとして混雑や危険の「予測」も

群衆行動解析技術で取得した大量のデータをもとに、混雑予測も可能になるという。たとえば、金曜日の夕方に大きなイベントがあると、この駅はここの改札やバス停がすごく混む、といった予測ができる。

それにより、案内係や警備員の配置などがスムーズに行え、事前に混雑の緩和に努めることができるのだ。

こういった群集行動解析技術は現在では東京都豊島区が、こういった技術を利用した「総合防災システム」をいち早く導入しています。

きっかけは2011年の東日本大震災における、池袋駅等の帰宅困難者対策が、課題として浮き彫りになったことから。

防災カメラの映像から異常混雑や集団の滞留状況をリアルタイムに解析、自動アラート通知することで、帰宅困難者対策などの意思決定を迅速に行えるようになった。

群衆行動解析技術は、犯罪や災害から私たちの暮らしの安全を守るための、大きな役割を担っていく技術といえるでしょう。

参考記事:群衆行動解析技術

        

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