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数学の難問ABC予想が証明される望月教授とは何者なのか?

   

 

数学の超難問であり長年数学者を悩ませ続けていた難問「ABC予想」がついに証明されたとする論文が国際的な数学の専門誌に掲載される見通しになりました。

ABC予想は、整数の性質を研究する「整数論」の難問で、85年に提示された。整数aと整数bの和がcのときに成立する特別な関係を示した物。

この論文の執筆者は、京都大数理解析研究所の望月新一教授(48)、今世紀の数学史上、最大級の業績とされますが一体望月教授とは一体何者なのか?

どういう経緯があって論文が掲載されることになったのかまとめです。

 

異世界から来た論文

 

望月さんがこの論文を公開したのは2012年8月、自身のホームページ上でした。

この論文が間違いがないか確かめる査読が約5年かけて行われたわけですが最初に公開されたときは世界のトップの数学者でも困惑する内容だったようです。

このページを読むと数学界がどれだけ困惑したかよくわかります。

https://wired.jp/special/2016/shinichi-mochizuki/

以下抜粋

彼は2012年8月に難解かつ重要な4本の論文を発表し、それを「宇宙際タイヒミューラー理論IUT理論」 と称した。それらの論文には、整数論において未だ解かれていない問題の1つである「ABC予想の証明」も含まれていた。

彼が発表した4本の論文はほぼ理解不能な上に、500ページを超える論文は全く新しい形式で書かれており、多くの新しい用語や定義がなされていたのだ。

より問題が深刻化したのは、望月教授が日本国外での講演依頼をすべて拒絶したためである。論文を読み解こうとした数学者の大半がこの新たな理論を理解できず、あきらめてしまうことになった。

 

頑なに日本から出る事を拒む望月教授の経歴

1985年 – フィリップス・エクセター・アカデミーを2年で卒業[18]。同年9月、プリンストン大学入学。
1988年 – プリンストン大学卒業
1992年6月 – プリンストン大学で Ph.D. を取得(23歳)、指導教授はフィールズ賞を受賞したゲルト・ファルティングス
1992年6月 – 京都大学数理解析研究所助手に就任
1996年8月 – 京都大学数理解析研究所助教授に就任(27歳)
1997年 – 日本数学会秋季賞受賞:代数曲線におけるグロタンディーク予想の解決(中村博昭、玉川安騎男との共同受賞)
1998年 – 国際数学者会議 (ICM) 招待講演
2002年2月- 京都大学数理解析研究所教授に就任(32歳)
2005年 – 日本学術振興会日本学術振興会賞受賞:p 進的手法によるグロタンディークの遠アーベル幾何予想の解決など双曲的代数曲線の数論幾何学に関する研究
2005年 – 日本学士院日本学士院学術奨励賞受賞:数論幾何の研究

アメリカ育ちのプリンストン大学出身の望月教授の経歴ですが

よほどの飛行機嫌い?なのか1992年に日本に帰国して以来国外に出るのを拒否しています

望月教授の論文を解読すべく立ち上がった

 

それから3年もの間、この新しい理論はずっと放置されたままだったが、ついに15年12月、オックスフォード大学クレイ数学研究所に世界中から高名な数学者たちが集まった。

望月教授の理論を理解するための、これまでで最大の「試み」が行われた。オックスフォード大の数学者であるキム・ミヒョンと、このカンファレンスの3人のオーガナイザーによれば、ついに“機が熟した”のだという。

https://wired.jp/special/2016/shinichi-mochizuki/

この試みはオックスフォード大学で行われたが望月教授は現地に参加せず スカイプで質疑応答を行った。

代わりに現地で論文を説明したのはパデュー大学のチャン・パン・モクと、京都大学数理解析研究所の星裕一郎と山下剛だ。

PHOTOGRAPH BY PHILIPP AMMON FOR QUANTAMAGAZINE.ORG

写真ソース:https://wired.jp/special/2016/shinichi-mochizuki/

説明する望月教授の弟子、京都大学数理解析研究所講師・山下剛氏

数学者は変わり者が多いとは思いますが教授も弟子もなかなか強烈な個性を感じます

以下山下剛氏のQ&A

http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~gokun/QandA.html

 

数学は変わらないが子供の年齢は毎年変わるというなんとも数学者らしい答え・・?

 

しかしカンファレンスは困惑の嵐

 

午後の休憩時、参加者すべてが戸惑っていました。わたしは参加者たちとたくさん質問を交わしましたが、誰も手がかりを掴めていませんでした。専門用語の嵐だったと、コンラッドはその心情を語った。

そうなってしまったのは、その考え方自体に困惑したからではありません。講演という短い時間に提供された情報量があまりに多過ぎたということです。この研究に関する背景知識をもたない参加者たちとも話をしましたが、みな完全に途方に暮れていましたね」

中略

このカンファレンスに先立ち、ほとんどの参加者が論文に書かれた望月教授の試みに関して予備知識が足りなかったようです」とキムは言う。先週のカンファレンスではみな戸惑っていましたが、望月教授がやろうとしていることの概要はつかめたと思います。どうしたらそれを完全に理解ができるのでしょうか? それはあいまいな質問かもしれません。ただ疑問は増えましたが、1つひとつがより洗練されたことは疑いようがないのです」

前提の知識が足りなかった

 

何故ここまで理解がされなかったのか、望月教授の論文が難解で専門用語や情報が多すぎたために困惑したカンファレンスになってしまいましたが

まず初めから丁寧に学べば理解できるとも語っています。

 

(中略)幸か不幸かは別として、これらのテーマに精通している研究者は(私自身を除けば)この世に存在しないのが実情です。強いて挙げるとすれば、最も近い「流儀」の遠アーベル幾何の研究で「一定以上」の研究業績のある研究者は、Mohamed Saïdi氏と星裕一郎氏、それから玉川安騎男氏(京都大学数理解析研究所・教授)ということになります。(中略)
> つまり議論を要約すると、
>既に IUTeich の検証活動に関わっている数名の研究者を除けば、世界の全ての数論幾何の研究者(=連続論文が公開された時点(2012年8月)での山下氏も含めて!)は IUTeich の周辺にある数学に関しては「全くの素人」であり、これまでの研究業績の上に成り立っている「深い理解」を活用して IUTeich の成否に関する決定的な(=「数学的に意味のある」)判定を下す資格が本質的にありません。

http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~motizuki/IUTeich%20Kenshou%20Houkoku%202014-12.pdf

つまりあまりにも天才すぎてこの理論を肯定したり判定を下す人この世にいないのが現状なので、理解する人を増やすため後進の育成に力を入れていったわけです

 

そういった活動が評価され、そして理解も進み今回の論文が正式に専門誌に掲載される運びに繋がったわけです

天才の次元が違いすぎてすごいということしかわからない。

数学は分からないが数学史や数学者たちのとんでもエピソードって読んでてとても興味深いです

数学者のマジキチエピソードワロタwwwww

参考記事:http://news.livedoor.com/article/detail/14036147/

https://wired.jp/special/2016/shinichi-mochizuki/

https://www.newscientist.com/article/2099534-mathematicians-finally-starting-to-understand-epic-abc-proof/

        

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